デュッセルドルフ在住時に年に1度やってくる電気代精算の手続き記録【2020/2021完全編】
どうも、ご無沙汰でございます、2018年からデュッセルドルフに住んでいるHirofumiです。
また少しずつ記事を整理していこうと思います。
コロナはもう飽きました!
もうじき欧州でコロ助が盛り上がり始めて1年が経ちますね〜。確かデュッセルドルフ周辺ではカーニバルで一気に広まった気がします。この記事を纏め始めた本日は2021年1月31日(日)、カーニバルの頃には全て纏め終わってアップできるかなと思っております。
毎年恒例の電気代大精算大会!
電気代の精算についてはちょうど1年前に書いた記事「デュッセルドルフ在住時に年に1度やってくる電気代精算の手続き方法【2019/2020完全編】」で整理していますが、今回はその2020/2021編になります。前回と同じ様に時系列で整理していこうと思います。
電気代の精算についておさらい
さくっと頼みます!
・前年の電気使用量に基づいて、その年の使用量の見込みが立てられます
・その見込みを12で割って、その年に毎月定額払い込む電気代の金額を決めます
・同時に前年に毎月定額払い込んできた電気代の精算を行います
・つまり見込み以上に使っていれば追加請求が来て、見込みほど使っていなければ返金されます
前回記事のコピペで恐縮でございますが、こんな感じです。電気代以外にもアパートの共益費も同じ仕組みで、見込み額で1年間家賃と共に払い込んだ後に大精算大会がやってきます。
住み始めた時って前年実績無いでしょ?どうやって見込み額を決めるんだ?
これは私もずっと疑問に思ってきました。例えば2018年に我が家が今のアパートに暮らし始めた時、電気代の月々払い込み額は120€でした。当時「なかなか電気代高いのな〜」と思いつつ、同時に「この数字の根拠は何なんだろう?」と。しかしその後色んな方とお話をする中でついに謎が解けました。
これは電気代だけでなく共益費も同じだそうです。なので前使用者と家族構成や生活パターンが異なる場合は(当然異なりますが)注意が必要だそうです。これはまた別記事で整理しますが、我が家はこの差により「2019年のアパート共益費大精算大会」でとんでもない額の請求が来ました。
ちょっと話がそれましたが早速始めたいと思います。細かな部分は前回記事「デュッセルドルフ在住時に年に1度やってくる電気代精算の手続き方法【2019/2020完全編】」に記載しているので割愛させて頂きます。
1. 電力会社からの連絡 – 2021年1月20日(水)
さてさて電力会社からメールが届きました。
Google先生に翻訳してもらうと日付が紛らわしくなるあるあるですが、「2月3日までにメーターの値を読んで入力するように!」と記載されています。さてさてやらなければ〜と思いつつも数日放置してしまうのもまたあるあるでございます。
2. メーターの数値の確認 – 2021年1月26日(火)
例の様に一週間弱放置しつつ、ケラー(地下室)にある電力メーターを確認しに行きます。
我が家のメーターは個体番号が「775 553」のものです。数値を確認すると「31,531.2kWh」でした。さてさて今年の大精算大会は果たしてどんな結果かな〜だなんて思いながらお部屋に戻ります。
3. マイページへアクセス – 2021年1月26日(火)
先ほどのメールに記載されていたURLからマイページへ飛びます。
会員番号とパスワードを入力してログインします。
ログインするとすぐにメーター値入力画面に切り替わります。日付は自動入力されるので、その下の欄にメーターの数値を入れて黄色の完了ボタンをクリックすれば終了です!
「無事に入力が出来ました!」の様な画面が出て完了です。
さてさてこれで電力会社からの連絡を待てば良いわけでございますが、マイページ内を徘徊してみるとたった今入力した数値が既にグラフに反映されていて見ることが出来ました。
ちょうど1年前の大精算大会の時の記録とほぼほぼ同じ棒グラフの高さで、まあまあ妥当かな〜と初見で見て取れます。一日当たりの平均使用量を見てみても、今回2020年が11.61kWh、前回2019年が11.02kWh、計算すると約5.4%の増加なのでほぼほぼ変化なしと考えて良いのではないかな〜と思います。一方で1日当たりの電気代実績は、今回2020年が3.44€、前回2019年が3.11€、計算すると約10.6%の増加で1割増えています。この「電気使用量の増加幅よりも電気代の増加幅の方が大きい」と言うのがミソで、日本でもよく話題になる「電気代の値上げ」の影響でございます。
電気代はしっかりインフレ!
ちなみにこの後の流れとして「電力会社から電気代値上げの連絡」が予想できます。なんとなーくですが、電力会社はこの年始の恒例行事である「大精算大会」の結果(特に総使用実績)から今年2021年の予算を修正するのだと思います。そしてその修正のしわ寄せを「値上げ」に充てるのではないかな〜と。
さてさてこれで少しの間電力会社からの連絡を待つこととします。
3. 精算結果と2021年の月々払い込み額の連絡 – 2021年2月18日(木)
さあさあお楽しみがやってきましたねえ。
今年は電気代の値上げのご連絡はありませんでした。さすがにこのコロナ渦で値上げはあり得ないという判断なのでしょうか?
なんだよいきなり@bonbonが出てきたなあ。
さてさて記載されているURLからマイページへログインしていきます。するとログイン後すぐに結果が判明!
結果は「25.72€の返金」でございました。いや〜、2019/2020精算の時の様な高額追加支払いが無くて良かったです。まあそれでも月々105€払い込んできたので、やはりコンロが電気だと高くつくもんだな〜と再認識です。
さてさて右側のダウンロードボタンから実際の請求書をPDFファイルで確認することができます。
返金されるのは嬉しいけど、2021年の月々払い込み額が増えてるやん!
2021年の月々払い込み額が7€増えて112€となっていました。値上げはないはずなのに?恐らく2020年の電力使用量が2019年に比べて増えたためその影響かなと思い、マイページ内でグラフを確認してみました。
折れ線グラフが反映され、使用料金が最終決定していました。これを見ると、2020年我が家は前年2019年に比べて電力使用量が5.4%増加している事が分かります。これを払い込み額に掛け算するとピッタリ合います、やはり2021年の月々払い込み額の増加は「2020年使用実績の反映」でした。
ところでこの電力使用量が何故5.4%増加したか、思い当たる節はやはり「コロナ渦でHome Office含め在宅時間が増えた事」ですかね、十分納得ができます。2020年は一時帰国もせず、また旅行もそこまで行けなかったので・・・。
そしてこれは2019/2020の精算時も同じだったんですが、やはり電力使用量の増加率よりも電力使用料の増加率の方が大きく、しっかり値上がりしている事が確認できます。ちなみに2018年と2020年を比べると「電力使用量は6.0%の増加に対し、電力使用料は13%の増加」ですよ!2018年は一年間丸々住んでいたわけではないので単純に比較できないとは言え、公共料金の値上げの話題は日本もドイツも変わらず盛り上がりそうでございます。
インフレインフレ!
なんだよ@Hirofumiも登場かよ!
・2021年の月々払い込み額は112€に決定
やれやれと思っていたら・・・
なんだなんだ?
マイページ内を徘徊していたところ、なんと「値上げのご案内」を見つけてしまいました。しかし改めてチェックするもそんな連絡は届いておらず。よくよく見てみると「値上げは5月から」と書いてあるので、これから連絡が来ると言うことでしょうか?
結局また値上げでございます。しかし気になるのは「2021年の月々払い込み額112€が、この値上げ分を折り込んでいない」という点ですよね。我が家の2020年の年間電力使用量実績が約4,238kWhなので、この値上げを5月から翌年1月までの9ヶ月間に当てはめてみると、4,238kWh×9/12×(28.60ct/kWh-28.27ct/kWh)+1.5€×9=23.99€の増加になります。9ヶ月間で24€の増加ならまあ大した事ないですかね、月々2.67€の増加ですもんね。2021年は「この値上げ分を入れても月々払い込み額112€で納める」を目安にしたいと思います。
・我が家に与える影響は月々2.67€の増加程度
我が家の年間使用量実績4,238kWhの妥当性
前回2019/2020の精算時に色々と考察をしてみて「まあまあ妥当だろう」という結論を出しました。
参考記事:デュッセルドルフ在住時に年に1度やってくる電気代精算の手続き方法【2019/2020完全編】
今回2020/2021の精算に当たり、その請求書に以下の様な目安が書かれていたので紹介します。
2013年のデータという事でしょうか?少し古いデータですが、非常に参考になります。倹約なドイツ人でこの数値なので、日本人であればまあまあ1人前足した数値辺りになるんじゃないかなと納得できます。もちろん部屋の広さや大食いの電気コンロ有無などにも依ると思いますが。
追記:電気代値上げの連絡 – 2021年3月3日(水)
しれっとお値上げのメールが入っていました。例の様にマイページへログインして内容を確認していきます。内容は事前に気付いていたものと同一、5月から使用料は+1.2%、基本使用料は1.5€/月の値上げでございます。
やれやれ
例として書いてある「デュッセルドルフで2人住まいでの平均年間使用量2,500kWhでは、値上げの影響は(わずか)2.20€/月(程度)です」がなんとも嫌らしいものでございます。
まとめ
纏めます。
・2021年5月からまた電気代が値上がり予定も、我が家に与える影響は月々2.67€程度の増加と予想
珍しくちゃんと纏まってる!
さてさて2021年もこまめな節電を心掛けつつ過ごしていきたいと思います。節電節電!
それでは次の記事をお楽しみに。
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